自動車がその本来の機能に沿って交通の便に使われるより、所有することや走らせることが目的といった非実用的な使われ方をするようになれば、その商品価値も、性能や耐久性などの実質よりも、スタイルやカラーなど、主観的なイメージで定められるもので高低が決定される。まして近代の競争社会では、技術的水準に格差がある商品では、品質の劣るものは落伍せざるをえない。したがって、各社とも機能的には差のない商品に有意差をつけるため、イメージ作りに精魂をかたむけている。
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ラウム 中古車
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であるからこそ、大企業の製品が必ずしも売れるわけではなく、価格が高くても個性のある商品には人気が集まる、このところが、第三者にとっては愉快ですらある。さて同一サイズで同一性能水準の自動車であれば、価格もほぼ同じレベルとなるのが量産商品の常である。いわゆる機械的性能など、実用面では甲乙がつけられない。そこで、最も素人わかりがして、しかも目立つものとして、まずスタイリングが最重点項目として取り上げられる。この点では、T型フォードとシボレーの競争があり、それ以来は今日まで、めまぐるしいまでにモデルチェンジが行われ、そのスタイリングも時代とともに変転している。