B型肝炎に対する強い抵抗力も

2011.11.24

歳をとるにしたがい、免疫システムも歳をとります。免疫細胞が若い頃のように十分に機能しなくなり、その結果感染症にかかりやすくなるのです。以前は一日か二日で治っていた風邪でも、高齢になると治るまでに何週間もかかるようになります。若い頃は命にかかわることのなかったインフルエンザも、歳をとると致命症となることがあります。高齢者の免疫機能が弱くなると、若いときほど予防接種(ワクチン接種)が効果的ではなくなります。ワクチンは、ウイルスの力を弱くしたもので、ワクチンを接種することで免疫システムは抗体をつくり、たたかいに備えることができます。ワクチンが効いた場合、ワクチンと同じウイルスが再び体内に侵入しても、抗体があるので攻撃できます。しかし、歳をとると免疫システムが低下するため、ウイルスの感染を防ぐことができなくなります。最近、ビタミンEの研究者として有名なタフツ大学のMeydani博士は、六十五歳以上の健康な八十八人に四ヵ月間、六〇IUから八〇〇IUのビタミンEサプリメントと偽薬を投与しました。毎日二〇〇IU以上摂取していた人は、偽薬を摂取していた人と比べて免疫システムが著しく強化され、B型肝炎に対する強い抵抗力ができました。事実、ビタミンEを摂取していた人のB型肝炎抗体は、偽薬を摂取していた人と比べて六倍も多かったのです。また、ビタミンEを摂取していた人全員が、ほかの部分の免疫機能も強化されていました。ビタミンEを摂りましょう。

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