直感的にとらえ記憶するパターン認識

2011.05.16

三歳までの子どもが、漢字やものの形をパッと見て直感的にとらえ記憶するパターン認識にすぐれていることは学問的に実証されている。そこで三歳までの乳幼児期に早教育を受ければ、むずかしい漢字をすらすらと読み、複雑な計算をこなし、俳句を詠んだりする子どもが出現する。もしそんな子どもを目の当たりにすれば、親としては焦燥に駆られるだろう。「わが子が人に遅れてはならない」と通信教育を受けさせ、幼児教室の門をたたきたくなるかもしれない。早期教育であおりたてられた「他人(の子)に遅れてはならない」という競争心が、母親たちをお受験に向かわせる原動力の一つになっていることはまちがいない。子どもが五歳にして、ある意味で「子育ての結果」が見えてしまう小学校受験は、「三歳育児神話」と相まって、母親たちのあせりをかきたて、ますます子どもを駆り立ててしまうことになっているのではないか。
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