結婚に際して親はなるべく□をはさむな

2011.07.07

当人同士が理解し合って新しく建設的な方向に向かって結婚をしようとするとき、それを阻む外からの力に、親というものがある。親が許さない、親は自分の息子を過大評価して、これだけの息子があんな女と結婚するのは、まず悪い女だ、うちの息子を誘惑したんだと取る。あるいは女で才能のある人が結婚しようと思うと、親は「あなたはあの男に馴されている」と言う。でも私は、結婚はあくまでも当事者のもので、しかも二十歳の成人式を終えたものは、それなりの判断力もあるし、危険に対する防衛本能も発達しているし、そう間違った選択はしていないと、まず親は寛大な心で見てほしい。ただ、恋愛結婚の場合、くりかえして言うように、周囲の状況、お互いの守備範囲を飛び越えて、二人だけが結び付けばいいということがある。その場合でも、もしも二人に本当に愛情があるならば、どんなに襲いかかる難関も二人で越えてゆくであろう。愛情があるということは、くりかえすけれど、相手のためにどんなに自分が傷ついても、犠牲になっても惜しくないということ。これが私は愛情の根本の原理だと思う。そういう気持ちで特定の相手を決めたら、親は世間体が悪いとか、自分の息子あるいは娘の仕事に差し支えるとか、そういうような第三者としての心配は言わないで、もっと心広く、本当に子どもを愛するならば相手を理解し、いろいろ調べて、たとえ相手が過去に何回か犯罪を犯したことがあったり、あるいは何人かの女を馴したことがあったり、何人かの男と関係があったり、というようなひとであっても、親として心配材料としては子どもに告げ、子どもがそれを承知で敢えてその相手を選ぶというのであれば、その責任に任せたらよい。たぶん危機をはらんだ結婚になることであろう。しかし、親にも知られている過去を踏まえて、相手を愛情によってしっかりと支えることになると思う。親の心配材料もどこまで真実か、ひとの噂だけかもわからない。親は二人を見守り、はらはらしながらも、少しでもよい方向に進むように励ましたらよい。

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