休養や睡眠はひとつには筋肉が緊張から解放されたときに得られるから、前項で述べたようによいボディメカニックスを知っている看護師は、患者が安息、安眠するのを助ける基礎的な力をもっている。しかしそれはほんの出発点にすぎない。眠りは今もって生命の不思議のひとつである。一般の人々はそれをあたりまえのこととしているが、ひとたび、どこかが痛いとか、何か不幸なことがあったとかーこれは精神の緊張を伴うあるいはどうしても眠らないで起きていなければならない、などのことがあると、自分の自由にできない睡眠というものに思い至るのである。休息できない、眠れないということは、病気の随伴症状である場合もあるが、病気の原因のひとつでもある。精神科医、一般開業医、看護師、その他のヘルスワーカー、加えて医療畑以外のさまざまな人達までが、今やストレスの影響を追求しつつある。ストレスに関するシンポジウムで繰り返し強調されるのは、ストレスあるいは緊張は正常な一状態であり、人間の創造的な活動に必ず伴うものであるということである。
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